こんにちは

この週末は暖かい土日でお見合い日和でしたね

 

 

先日、ある男性会員様が成婚退会されました

37歳、会社員、年収700万円

いわゆる「婚活市場では不利ではない条件」です。

 

ただ、彼が最初に相談に来られたとき、口にした言葉は意外なものでした。

「正直、婚活がしんどくなってきました」

悪い人じゃないとは思うんですけど、毎回、手応えがなくて…」

 

彼は決して自信がないタイプではありません。

仕事も安定していて、身なりも清潔

会話も礼儀正しく、プロフィール上の印象は良好

それでも、お見合いは成立するのに、交際に進まない

進んでも、2回目・3回目で終わる

 

理由が分からず、「年収が足りないんでしょうか?」と、彼は少し戸惑った表情で聞いてきました

実際、がこれまでよくお見合いしていたのは、30代前半〜半ばの女性たち

彼自身も「将来を考えるなら、できれば若い方がいい!」と思っていたそうです。

ただ、交際終了の理由を見ていくと、ある共通点がありました。

 

女性側から多く挙がっていたのは、

「安心感が持てなかった」

「一緒に生活するイメージが湧かなかった」

という、少し曖昧だけれど重い言葉

 

彼自身はこう言っていました。

「ちゃんとリードしていたつもりなんです」

「将来の話も、現実的に伝えていました」

 

 

具体的にどんな話をしていたのか聞いてみると、こんなやり取りがあったそうです。

「結婚したら、生活は俺が安定させるから」

「正社員じゃなくても、無理しなくていいと思うよ」

悪気はまったくありません。

むしろ“思いやり”のつもりだった・・・

 

でも、その言葉の裏には、 相手の人生を「自分が決める側」になってしまっている視点がありました

本人は守っているつもりでも、相手からすると、「私はどう生きたいか」を聞かれていない。

彼はそのことに、正直、最初はピンときていませんでした

 

 

転機になったのは、36歳の女性とのお見合いでした。

彼女は同年代、専門職で仕事を続けてきた女性。

初回のお茶で、彼はいつも通り、仕事や将来の話をしようとしました。

 

ただ、そのとき、ふとカウンセリングでの話を思い出し、こんなふうに聞いたそうです。

「今の仕事、どんなところにやりがい感じてますか?」

「忙しい時って、どんなふうに乗り越えてきたんですか?」

条件ではなく、“彼女の選んできた人生”として仕事を聞いた。

 

すると、彼女は少し驚いた顔をして、でも楽しそうに話し始めたそうです

結婚後の話になったときも、はこう言いました。

「もし結婚したら、 お互い無理が出ない形を一緒に考えたいですね」

「どちらかが我慢する形は、長く続かない気がして」

その言葉に、彼女ははっきりと安心した表情を見せたといいます

 

後日、彼はこう振り返っていました。

「今まで、ちゃんと“対等”に話していなかったのかもしれません」

「条件を揃えることが誠実さだと思ってました」

 

ご成婚が決まったあと、彼が最後に言っていた言葉が印象的でした。

「年収700万円が評価されたわけじゃなかった」

「一緒に考えようとしたかどうか、それだけでした」

 

 

婚活では、どうしてもスペックが目に入ります

年収、年齢、職業。

でも実際に選ばれるかどうかを分けるのは、

この人は、私の人生を一緒に扱ってくれるか” そこだったりします。

 

条件入口にはなる。

でも、「人として向き合えているかどうか」は、言葉の端々に、必ずにじみ出る。

結婚は、誰かを支配する関係でも、誰かに寄りかかる関係でもありません

 

同じ目線で、「一緒にどう生きるか」を、話せるかどうか

それに気づいたとき、彼の婚活は、ようやく前に進み始めました